前回、その水源を探った「石神井川を出口とする暗渠『耕整川(仮称)』」ですが、古地図を表示するアプリ「東京時層地図」の「145年前の地図」を使うといくつかの支流の存在が確認されましたので、今回は前回探索できなかったこの「支流」の一つを探索してみたいと思います。
今回は向かって右のルートを探っていきます。
暗渠の支流は現在工事中の集合住宅地の中を進んで行くようです。
住宅地を超え細い路地に入ると、かつてはここが「一段下がった道」だったことを暗示する階段がありました。これぞ「暗渠マーク」ですよね♪
路地を超えると中央に緑地帯の走る道へと続きます。まさに「暗渠」ですよね!
暗渠の道沿いには焼き肉屋やヤキトン屋がありました。別にこれらは「暗渠マーク」ではないのですが、こういうのがあると気分が盛り上がってきますよね♪ 実は探査の帰りにこの近くの「おでん屋」で冷酒をひっかけてきたのです。
緑地帯が走る道を進むと、要町通りと環状七号線との交差点付近に出てきます。ここにも「暗渠マーク」っぽい石段がありました。
古地図アプリによれば、環七を渡ったはす向かい(写真だとコンビニが見える)の裏側あたりから川は流れてきているようです。ま、145年前の地図ですから、今となっては影も形もないですけどね。
145年前の川はこの辺りだったのでしょうか?
道もまっすぐで普通に自動車が通っていますので、暗渠っぽさはほぼ無いです。
145年前の地図だと、川はこの辺りから流れてきているようです。ただここで終わるとちょっと物足りないので、近隣の「いかにも水源らしい雰囲気を醸し出している場所」を探してみたいと思います。
最初は上の写真の向かって左側の道を進んで行ったのですが、水源らしき場所にぶつからなかったため、改めて向かって右の道を探ってみることにしました。すると・・・!
すると左手直角に伸びる路地を発見。ここが怪しい♪
路地の突き当りには公園が! やったぁ、ここが水源でしょう!
公園の名前は「羽沢児童遊園」。ここを水源として認定したいと思います、根拠はないですが♪
今回も古地図アプリ「東京時層地図」を使って遊んできました。 この遊びは楽しくて、なかなか止められないですねぇ。
この地図によれば、まだまだ他にも「耕整川(仮称)」には支流が流れ込んでいるようですので、また別の機会に探索してみたいと思います。
この辺りには「暗渠」もたくさんありますが、 加えていい感じの飲み屋さんもポツポツとあり、 探索後のお楽しみにも事欠かない場所なのです♪
暑い時期ではあったのですが、探索後にあえて「おでん」の看板の店に入ってみました。初夏の「おでん」というのも実に良いもんですねぇ。 火照った身体に冷酒を流し込み、返す刀で「ホッホッ」言いながら熱い「おでん」を頬張っていると、心の底から幸福感が湧き出てくるようでしたよ。
こういうのも「暗渠探索」の醍醐味ですよね。