宮沢賢治の生前唯一の童話集『注文の多い料理店』を発刊した出版社である『光原社』があった、盛岡駅から徒歩15分程度にある材木町の商店街は「いーはとーぼアベニュー材木町」と呼ばれています。
ここには上の賢治像をはじめとして、賢治テイストのオブジェが目立ち、店の看板もなんとなくイーハトーボ風味満載なのです。
ボクはこのツアーに行くことを決めたとき、即、kindleで『宮沢賢治全集』を買いました。この全集、合計283話も掲載されているのに、なんとたったの200円なのですよ!
これを毎日の通勤時に読みふけってテンションを高めていき、満を持しての盛岡ツアーだったので、この賢治像を見たときには本当に「ワオ」と叫んでしまいましたww。
ここを訪れようとしている方も、は是非やってみてください♪
「手づくり郷土愛」という言葉にグッときますねぇ。
ふと見上げると銀河鉄道と賢治先生が描かれた看板が! 以前紹介した「遠野駅のSLの写真」もついでに見てくださいませ♪
『屋根の上のバイオリン弾き』ではなく『セロ弾きのゴーシュ』です。当然です。
『月夜のでんしんばしら』で「ドッテテドッテテ」していた電柱の一人かな?
童話集『注文の多い料理店』を出版した光原社の建物の一つ。ここでは『くるみクッキー』などのお土産を売っていました。
たぶん賢治先生を模したオブジェだと思いますが、若干アルセーヌルパンっぽくもない感じです。
こんなオブジェもどことなく『イーハトーボ』っぽく見えます♪
こういう路地がところどころにあるのが実に素晴らしいです。
「ヒデリノトキハ ナミダヲナガシ サムサノナツハ オロオロアルキ・・」というくだりが凄く好きです。ブッダの『牛飼いダニヤ』にでてくる『何モノにも動じない悟りの境地に至った師』の真逆にあるのだけど、なんか実に「普通のニンゲン的」で、とても好きです。
知人から『コッペパン発祥の店』が盛岡にあるとの話を聞き、上の材木町から徒歩15分ぐらい離れたそのパン屋さんへと言ってきました。それがこの『福田パン』なのです。
創業1948年とのことですから70年以上も続いているわけです。1960年代前半に生まれたボクが幼少のころは、お客さんと対面でオーダーごとにジャムやマーガリンを塗ってくれたり、コロッケやハムカツを挟んでくれる『コッペパン屋』が、ボクの地元東京城北部にも結構ありましたが、今ではほとんどその手のタイプのお店はなくなりましたねぇ。
あ、『SUBWAY』が似たような形態なのかもしれません。しかし、ああいうチェーン店的な趣ではなく、店の奥の釜でおじさんがパンを焼いて、おばさんが接客しながらパンに具を挟むというスタイルが、とてもニンゲン的で(今回の一人旅のテーマ♪)良かったのです。
『福田パン』もそんな感じの雰囲気が残る昭和チックなお店でした。
コッペパンをオーダーする「ルール表」ですが、こういうのを読むのが大のニガテなボクなので、店の人に「キーマカレーを頼みたいのですが、トッピングのお勧めは?」と聞いたら、即答&笑顔で「それなら卵とかどうですか」と教えてもらい、それをオーダー。
看板通り、笑顔で対応してくれる「初心者にもやさしいお店」でした。東京にも支店があるとの噂なので、次は東京店を探索してみたいです。
盛岡といえば『冷麺』なのかなと思っていたのですが、どうやら地元では『じゃじゃ麺』らしいようですねぇ。
「え、ジャージャー麺?」と聞き返したくなった貴方! 自分の知識だけで全世界を語ろうとしてはいけませんよ。「ジャージャー」じゃなくて「じゃじゃ」です。そして「ひらがな表記」であることにも注目です。
上のような『汁無し麺』に酢やラー油などを入れて、親の敵とばかり「ぐちゃぐちゃ」とかき回せてから喰らいつく「じゃじゃ麺」の掟らしいですよ♪
なんか楽しそうな店構えでしょ♪ 「ちーたん無料」とはいったいなんのコトなのか? それは直に解ります。
これを見れば「じゃじゃ麺の食べ方」も「ちーたんの頼み方」も一目瞭然です。
この「ちょっと乱暴な食べ方」がまた「ニンゲン的」でいいじゃないですか♪
これが『ちーたん』したところ。ちょいグロなところがまた「ニンゲン的」です。
駅前で見つけたチョイおされな店。『HoT Jaja』という大文字小文字が入乱れるところが おされ です。
なんとオミヤゲも売ってました。
盛岡には『レトロ・モダン』な雰囲気が所々残っていますが、その象徴がこの建物でしょう。ちゃんと中にも入れるのですが、内装もかなりいい感じで、こういう場所に入ると当然、妄想にふけってしまうわけです。
次に来ると時は、ピンストライプのスリーピースにソフト帽といういでたちで、本格的に『銀行強盗ごっこ』をしてみたいと思います♪
一階のフロアでは岩手の物産展をやっていました。
やっぱこの造詣と色合いが最高だなぁ。
ボクが幼少の頃にも「銀行に行くとその銀行のキャラクターの貯金箱がもらえる」という文化が残っていましたよ♪
明治44年4月竣工らしいです。日本では「不吉」と言われる数字を、あえて3つつなげたのはどんな意図? それとも偶然?
ベアレンビールは盛岡の地ビールです。
ベアレンとはドイツ語で熊を意味する言葉なのですが、なぜそれをビールの名前にしたかというと、ベアレンビールのサイトによれば「岩手県の自然のイメージと、本来肉体労働が多く体躯の がっちりとした醸造職人をイメージして名づけました」とのことでした。
ボクも結構「体躯のがっちりとした」ニンゲンなので、 この名称がとても気に入っちゃったのです。
そしてもちろん名称だけじゃないですよ。ドイツビールや(種類によっては)ベルギービールを思わせるような味と香りにも完全にやられてしまったわけです♪
盛岡駅の地下で見つけたこの看板。カタカナ表記が宮沢賢治チックでとても良いです。
左の『エキチカバル』でもらったメニュー。種類がとても豊富! サーバーからグラスに注いで出してくれました。
材木町にはビアレンビールの直営店があります。今度はここにも入ってみたい。
これは別の居酒屋で飲んだベアレンビールクラシック。ここではボトルごと出してくれました。
材木町の先で見つけた『夕顔瀬かっぱ』。云われは↓の写真を見てね♪
材木町の近くで偶然見つけた『酒買地蔵尊』。 なんと縁日だったのです。地元の「先輩たち」のライブをやっていました♪
『酒買』の名前の云われは↑。
この方が←の「小樽を返さなかった小僧さん」なのでしょうか♪
岩手銀行赤レンガ館に向かう途中で偶然見つけた『かっぱ』のイラスト。「あやしきものども」というフレーズに心が動かないはずはありません。
お土産も充実していた!
この河童のデザインは最高!
盛岡って、実にカッコイイ看板やレトロモダンな建物がたくさんあるのです。 ざっと紹介してみますが、看板を見て回るだけでも盛岡に行く価値はあるんじゃないかな♪