荒川の南側を流れる新河岸川ほとりを散歩しているときに偶然見つけた「謎の河口」。調べてみるとどうやら「白子川」という河川らしいことが解りました。(ま、知っている人には常識でしょうけどw)
リチャード・バートンを敬愛する同志の皆さんなら当然、「新しい川」を見つけたら「その源流を調査したい」という気持ちになるというものですよね♪
2022年3月12日、だいぶ温かくなってきた良く晴れた土曜日の早朝、 ボクは満を持して先日発見した「謎の河口」の源流調査に出かけに行きました。
ま、「源流がどこかなんてグーグルマップ見ればすぐにわかるじゃん」というお考えも判らなくもないのですが、やはり実際に歩いてみないとね。それが「バートンフォロワー」としての「サガ」というものなのです。
最初の写真の「川の反対側」です。今、ボクは「謎の河口」の真上に立っています。
「謎の河口」から「謎の川(ま「白子川」ですけど)」の上流を眺めた写真。遥か彼方に「源流」があるはずなのです!
白子川はほぼ南に向かって住宅街を伸びていきます。
川のほとりに「吉野の葛をつかった葛餅」を製造販売している店を発見。
この葛餅、実に「清々しい味と風味」がいたしました! これが葛の力というものなのでしょうか。
東武東上線の鉄橋を潜って川の源流を目指します。
「白子川」という名称とその歴史とを残していこうという意志が伝わってきますねぇ。とても大事な事です!
この辺りは「大きな坂」と「豊富な湧き水」が有名な「白子宿」という宿場町で、毎月「フリーマーケット」が開催されていたようです。
まだ開店前でしたが、地元密着型のパン屋さんがありました。「肉みそ竹のこパン」というのが気になってしょうがありません。
川越街道を超えると川の岸を歩くくことができない場所が多々出てきます。この石の橋の雰囲気が良いですねぇ。
上の橋のすぐ横にあった「ブルドックてきななにかの木像」です。
川岸を歩けないので迂回しているとホンダ工場を発見しました。確かにこの辺りはホンダのおひざ元ですよね。セナやプルストが乗ったマシンのエンジンもこの辺りで作られたのでしょうか?
ようやく川に再会できましたが、この辺りでも川岸に道はありません。だけど実に雰囲気のある川岸ですよね♪
こんな場所で「ペルシャ家庭料理」と出会えるとは! ペルシャ料理ってどんなんだろう?
再び川と再会。なんとなく「田園っぽい」雰囲気の残る住宅街を流れています。
川岸を歩ける場所に到着。川面に映る日差しというのは心を和ませてくれますねぇ。
関越自動車道路はよく走るのですが、下を歩くのはたぶん初めて。「白子川 比丘尼橋 下流調節池」という事ですから、洪水防止の何かなんでしょう。/
高速道路の下はやはり歩けない場所なので、かなり大きく迂回しないと向こう側に行くことはできません。この辺りが「川の源流探しの困難なところ」なんですよ。
上の写真からここに回り込むかで、実は小一時間経過しているんですよ。
この辺りは東映撮影所の建物や映画館などが建ち並ぶエリアです。
白子川でなにやら「ヒーローと怪人とが戦うドラマ」の撮影が行われていました。ま、「仮面ライダー1号&2号」以降は全部パチモンだと思っているボクにとっては、まったく知らない世界なのですが。
ずーっと遡ると、ボクが「練馬大根のたくあん」を買った「こぐれ村」がありました。なるほど、ここに繋がっているんだ。
ちょとハイソなエリアを流れていきます。
大泉学園駅の先を西武池袋線を潜りますが、ここも迂回するしかない場所です。
だんだん源流に近づいてきた雰囲気がでてきました!
カモがいました。川の源流探しをし始めて「東京の川にもカモがいる」ということを再認識しましたねぇ。
だいたい「東京の川の源流」は「公園の中にある」って判ってきたので、川の上流を遡り公園の中に入っていくと「お、そろそろかな?」って思うようになってきました♪
下の写真は「大泉 井頭公園」の入り口です。どうやらここに源流があるのかな?
この中から「地元の子供たちの声」が聞こえてきました。仮面ライダーごっこでもしているでしょう。もしくは、ここからトンネルを掘って近くの銀行の金庫室から大金を盗むつもりなのか。
公園内の流れはこんな感じ。もうほとんど流れはありません。
ついに川底が見えてきました。川はもう少し先まで続きます。
もう単なる「湿った土地」ですねぇ。そろそろです。
一応ここが「源流」なのでしょう。この先はコンクリートで一段高く固められていました。
そのコンクリートの更に先はこんな感じ。なんとなく「暗渠」の雰囲気があります。地図で見ると更にこの先には「以前、源流を探した 石神井川」がありますが、かつては、そこからの水も白子川には流れてきていたんでしょうか?
大泉井頭公園内の川岸には、2株のマルバヤナギが成育していて写真はそのうちの1株。マルバヤナギは低地の川岸や池沼岸などの多湿地に多く生息している樹木のようで、白子川の源流からの湧水をその糧としているのでしょう。まさに「白子川源流のシンボル」なのです!
こんな感じで「白子川源流調査」は終了しました。 朝の9時30分頃に「新河岸川へ流れ込む河口」を出発し、途中でコーヒー飲んだり道草食いながらですが、源流に到達したのが14時過ぎ。
途中で持病の痛風が若干再発し、左ひざがちょっとキツかったときもありましたが、持参した「ロキソニン」のおかげでこれもクリアー。
ここから「保谷駅」まで歩いてから無事に帰宅できました。